【国際研究】JST-JICA SATREPS 『ミャンマーにおけるイネゲノム育種システム強化』(2018~2023年)

ミャンマーでは農業は主要な産業であり,同国政府はコメの増産を重要課題としています.灌漑地に適するイネの高収量品種の開発を行っていますがその作付面積は小さいため,天水田や傾斜地にも適応する品種開発に取り組む必要があります.この協力では,現地の農業環境に適応している在来品種の特性を活かしながら,高収量,病害虫に強い形質を付加することで,高い性能を有する品種のイネゲノム育種の開発を支援します.これにより,天水田のような環境でも病害虫に強く,高収量を得られる新品種が普及し,同国の稲作農家の生産量と収入の向上が期待されます.
本センターからは,農業環境情報の収集とを解析手法の強化支援に協力しました.